その27/かむろ坂下交差点あたり、『てーどぅん』の「コース」

映画のロケで1ヶ月滞在した懐かしい竹富島の
「ウチナー」テイストそのまんまを出してくれる
東京切っての沖縄料理屋さん。三線と踊りももれなく!


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最近、すっかり話題の人になった蒼井優ちゃんの主演デビュー作、
『ニライカナイからの手紙』のロケは、ずーっと竹富島だった。
だから僕は、松竹荘という「うちなーや」の民宿にほぼひと月いた。
毎朝、おいしい朝食をいただき、夜帰ると「お帰りなさい!」
なんだか、松竹荘の息子にでもなった気分で今も懐かしくなる。
特に毎日食べた沖縄の家庭料理が無性に食べたくなるときがある。

しかし、東京の沖縄料理はどうもよろしくない、何かが違う。
そんなウチナー狂いの舌をノックアウトしたのがここんちの味。
なんと夫婦は、松竹荘の夫婦とそれぞれが同級生だという偶然。
東京に出て、目黒に一軒家を建て、長いエンジニア生活を経て、
今は竹富島から来た甥っ子に厨房を預け、飲食部を開業した。
味は正真正銘の沖縄の家庭の味、そして値段も沖縄プライス!

「コース」を頼むと、定番のミミガーとゴーヤ、プラス一品。
ミミガーはサッパリと旨いし、ゴーヤにかかってる鰹節は、
ちゃんと本土とは違う血合いの部分もおろした本場沖縄の味。
そして、その日の定食のおかずが、もう一品付いて出てくる。
この夜は、高菜のチャンプルー、しみじみと旨い、酒が進む。
酒はもちろん、竹富島定番の八重泉、一升瓶でキープ6000円!

最初の三品で、いい具合に泡盛を重ねていると、もう一品が!
これまたボリュームたっぷりのチキンソテーなんぞが来る。
沖縄らしく、野菜も山盛りにトッピングされ、ヘルシーなり。
ここまでで、かなりおなかも一杯になり、泡盛でいい気持ち。
すると、お父さんがおもむろに三線を持って前に座り出す。
そして、竹富島そのままの「ゆんたく」タイムの始まりだ。


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気分も最高、酒の進みもさすがにスローダウンして来ると、
キム兄似の甥っ子が厨房に消える、そして、ジャーン!
「コース」の〆である、八重山そば(ハーフ)が登場する。
これ、ハーフと言っても立派な量、ダシがきいて旨すぎっ!
さてさて、小鉢とはいえない、4皿のお料理が出て来て、
〆には八重山そば、そして、お父さんの三線といい話。
踊りの名手、お母さんの踊りも付いて、1000円ジャスト。
本当は教えたくない、目黒の竹富島、頭が下がります。

本場の味もたいそう気になるけど、蒼井優ちゃんはいいっ! 彼女とロケ現場にいた森さんに、ただジェラシー……。(T.T)


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