文平ちゃん! 文平ちゃん!

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まあ、ボクたちのような職業を生業にしているものは、クリエイターの権利、いわゆる著作権には敏感になるべきだと思うのですが、実際にこういうものをみると、これもまあいいかあ、と思ってしまうんですね。いけないかなあ。だって、それだけ愛されてる、ってことだからね。これくらいは、ね。わっはっは。

これ、ある旅行会社の営業用のポスターです。この営業所のどなたかが、一生懸命に創ったんでしょうね。「なんか、良いと思わない? これ?」にこにこ、なんて。で、この手作り風のポスターに使われているイラスト。東京ではご存知の方多いと思いますが、地下鉄のマナーポスターからの“引用”ですね。あ、引用かあ、言いようだなあ、我ながら……と感心していてはいけないのですが。本当は。はい。

このイラスト、もとは「海でやろう」というコピーがついた、駆け込み乗車をやめてくださいね、という趣旨のポスターに使われていたものでした。その地下鉄のマナー広告はこの他にもいろいろなシリーズがあって、とても良く出来たキャンペーンです。

まあ、こうした“引用”がなされるのは、それだけ注目を集めた証拠、と鷹揚な考え方も出来るわけです。っていうより、つい、しちゃいます。これくらいなら罪がないと思うんですよね。東京メトロに実害があるわけではないですからね。多分。

先日、ある小さなお店に立ち寄ったところ、その店名と看板があまりに業界最大手のものと似ているので、そう言ったところ「うん、オレ元々そこの社員でさ、独立するにあたって、店の名前とマーク、似せたの。そうすれば、間違って来るお客さんいるでしょ」と屈託なく、というよりも、むしろ自慢そうに語る店長さんに出会いました。

……あの、それ、犯罪ですから、正確に言うと……。

商標、商号は法律によって保護されていて、紛らわしいものを作って生活者をだましては、い・け・ま・せ・ん!

そうそう、今回話題にしているイラスト(本物)は、ボクの友人でもあるデザイナー/イラストレーターの寄藤文平くんが描いたもの。文平ちゃん、これくらいは、いいよね? だめ?


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