すごいぞ、マイコー! で、なぜすごいのか

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大変遅ればせながら、って言葉の登場頻度をカウントしてみれば、ボクはだいたいにおいて、いい感じで世の中と半周遅れで折り合いを付けているのがわかりますね。きっと。
“いい感じ”という修飾語は、まあ、言い訳代わりにつけてみたわけですが。

で、遅ればせながら、『This is it』。マイケル・ジャクソンさんです。昨年末の、「うそでしょ?」的な退場劇から、「なんてたくましき商魂!」と思わず勘ぐったリハーサル風景をまとめた映画の発表を慌ただしく横目に眺め、「すごいよ!」という周りの評判に乗り切れずにおりました。DVDが出た初日に買ったものの、デスクの傍らに置かれたままでまた数週間……。

そんなとき、ちょっと前にご報告したカタール出張。おお、ホテルでゆっくり観ようとバックに忍ばせ、たら、なんと飛行機の中で上演していて、せっかくの楽しみ映像を前の席の背もたれにへばりついたち〜っちゃな画面に頬寄せるように観ることになりました……。ホテル着くまで我慢すればいいのにね、ボクも。でも、結果的には、飛行中に三回近く観ちゃいました。

いや、すごかった。

なんてったって、登場人物の誰よりもダンスうまいぞ、リズム感すごいぞマイケル! って、当たり前のように聞こえるかも知れませんが、ちょっと考えてみるとダンスを極めたくてがんばってがんばって、そしてオーディションを勝ち抜いて来た若者、そのどの若者よりもうまいんですよ! いやあ、素直に感動しました。

アメリカの社会学者のマルコム・グラッドウェルは、最近の著作「天才!」の中で、いわゆる天才と言われる人びとは、資質ではなく“最適な環境に出くわし、最適なタイミングを逃さなかった”人々である“ということを言っています。つまり、天才とは後天的なものである、と。

さらに、バイオリンでも、サッカーでも、練習の蓄積が一定の時間を超えたとき、そのスキルが爆発的に次のステージに到達する、とも。
「好きこそものの上手なれ」昔の人はいいこと言いました。
好きなことを見つける。徹底してやり続ける。それが最強のブランドが生まれる秘訣です。


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