オヤジとブランドは、強い!

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アバター、観ました? まあ、3D。まあ、文明と愛情。それから、まあ、アクション。そんでもって、3D。まあ、つまり、3Dでしたね。
ボクはそう熱心な映画ファンではないですが、“良く出来ている”とは思いました。新時代の幕開けだそうです。みんなで眼鏡をかけて映像を見る時代がようやくやってきたんです。

で、そんなことはどうでもいいのですが、こんな看板を見つけました。
『オヤジだって、3D!』
なにっ、スティーブン・セガール? やっぱりアクションも3Dの時代か!? でも、大変なんじゃないの、3D? お金かかるんじゃないの、3D? 実は超大作なのか、スティーブン・セガール!!??

なんて信じないですよねえ、いくらボクでも。けど、ちょっと不安(?)になってツタツタとポスターに近づきますと、ありました。ちっちゃく。
「【注意】映像は2Dです」

……すごいぞ、スティーブン・セガール! っていうか、映画のポスター担当者!! なんだか、ノリノリだった頃のフランク・ザッパのLP(レコード、ね。CDでなく)タイトルの勢いに似たものを感じます。うれしいんでしょうねえ、このポスターを担当している方。

スティーブン・セガールという“素材”を担当する歓びに充ちている気がする。そんなことないのかなあ。実は制作会議でケンケンガクガク、上司の部長に「もっとインパクと出せ、インパクト! イ・ン・パ・ク・ト!!!」なんてみんなの前で怒鳴られて、ふらふらと街に出ると何やら映画館の前に長蛇の列。いいなあ、なんだろうと見上げれば、3Dアバターの看板が……。これだ、イテマエ! いただきや!! と突然関西弁になって鉛筆を握った拳を振り上げ事務所へとって返した、なわけないか。

でも、ですよ、やっぱり、ブランドなんでしょうね、スティーブン・セガール。許せちゃうもんなあ、ぜんぜん。確立したブランドは遊びが持てますよね。で、またその遊びがブランドを育てるわけです。
今度、3Dメガネ持って観に行こうかな。受け付けでお姉さんに止められるかな。くすっと笑われて、そのまま通されるのかな? すごいなあ、スティーブン……。


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