わあ、ハンカチだ!

大阪に出張して来ました。ホント、この街は訪れる度にいろいろな楽しい発見があります。
で、今回もすごかった。つーか、地元のひとにとっては日頃見慣れたものなのかもしれませんが。
ハンカチを落とした男に「あらあら、落としましたでえ!」と親切、というよりうれしそうに声をかけるお母さん。と、そのお母さんのカゴから財布をしゅぱっと抜き取る悪いやつ。うん。この男二人は目つきから言っても、兄弟かも知れまへんな。お母さんは、サザエさんのイトコくらいに見えなくもありません。
それにしても、かなりインパクトのある絵です。ちょっと、レトロ入ってますよね。と、ここで疑問がわくのが、これ、最近の作品というか、最近つくられた警告掲示、なんですよねえ、と。
仮にも防犯のための掲示ですので、防ぐべき犯罪は今まさに市民の生活をおびやかすものであるわけです。つまり、ナウ。っていうことは、今、まさに、ハンカチ(ハンケチ、って言いたくなった、なんだか)をひとの良さそうなお母さんの前で落として、弟に目配せしている悪いやつがいるわけです。大阪で! 今! ナウ! ハンカチが! 舞っている!! のか? わからん…ですが。わっはっは。
いや、ここから何が学べるのかというと、モノごとって語り口によって受け取られ方がすごく変わってくるんだ、ということ。もしかすると、このサザエさんのイトコの抜き取られようとしている財布の中には、印税(何の?)含め5億3千万円の入った通帳と印鑑がおさめられていて、実は、その内の3億8千万円はアフガンに送られようとしていたのかも知れません。
世界情勢を塗り替えかねない犯罪も、このように語ると、ひどく牧歌的というか、「まあ、しゃあないなあ」的になるのです。
恐ろしや、トーン&マナー。なんのこっちゃ。疲れてんのかな、ボク。

