ムッシュ・ジャンルーと森村氏

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大好きなカメラマンのジャンルー・シーフの未発表作品展があったので、恵比寿まで観に行きました。正確に言うと、仕事のついでに寄れた、のだけど。すると同じ東京都写真美術館で森村泰昌さんの『なにものかへのレクイエム』展もやっていて、今まで森村さんの作品はメディアを通じて何となくしか知らなかったので、いい機会だと思ってそちらも鑑賞してみようと、ほくほくと通しチケットを買って入りました。

シーフ、良かったです。ポートレートや風景写真も興味深かったですが、ボクは彼のファッションの写真がやっぱり大好きです。エロチックで、でも隠れたユーモアがそこにはしっかりとあり、そしてこの瞬間が愛おしくて仕方がない、というシーフの想いが伝わってきます。

最初にシーフの端正で暖かな日差しにくるまれるような世界に浸り、ほわほあといい気分になり、すっかり森村さんの作品に無防備に対峙してしまいました。

シーフとはまったく違った意味でのユーモアと生きることの讃歌がそこにはあり、どう反応すべきなのか戸惑いました。観るものが試されているような、作者の視線を感じる作品群です。観ること、反応することで自分自身を知ることができるわけです。おもしろかった。ちょっと疲れたけど。ふはは。

いやあ、それにしても、なんだってシーフと森村さん、同時開催したんだろ。そんなものなんですかね。作家同士の作品性の距離感ってどう計算されてるんだろ。キュレーションってすごいなあ。
いや、結果として僕にとってとてもありがたい組み合わせでした。

いろんな組み合わせで楽しむことにより、モノごとって深さや怖さや愛おしさが違って見えてくるんです。そんなことを思い出させてくれました。

美術館の前に行ったヱビス記念館でのヱビスビール試飲が効いていたのかな……。


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