クルマ:愛すべき野暮な存在

僕の好きなものシリーズ、今日はクルマです。

人からはクルマ好きと思われてるみたいです。そんなことないよと
言うと驚かれるけど、そこでうっかり大好きとか言っちゃうと
「詳しい」なんて勘違いさせても申し訳ないし。

今日のクルマは、日用品にその立ち位置をシフトさせたと思うのです。
馬力がスゴいとか、形が独特とか、かつてクルマが持っていた
個性を特化させない方向へ向かい、そして故障という、
機械ならではの宿命すら捨て去ることにほぼ成功した。
日用品だから、パワーやルックスにいちいち驚いちゃウザい。
故障が頻繁だったらアタマ来ちゃうし。

ここのところ連日のように報道されている飲酒運転による事故。
あれも、僕はクルマの日用品化の一端じゃないかと考えます。
酔ったまま冷蔵庫を開けてるくらいの気安さなんでしょうね。
クルマ自体に緊張感がないから、運転もだらしなくなる。
だらしない運転にクルマが応じるようになった……。どうかなあ?

そうしてクルマが誰にとっても扱いやすく身近なものになったことを
否定はしません。成るべくして成った、当然の帰結なんでしょう。

でも僕にとってのクルマは、特化した道具であってほしいんです。
道具というのは、ある特定の作業に必要不可欠でありつつ、
単一機能的非効率性の高いものです。
いまどき電話しかできない携帯電話みたいな感じ。
それでもデザインがめちゃくちゃクールだとか、そういうピントのずれも
含めて愛すべきポイントを持った存在であってほしい。

という観点でクルマ選びをしてゆくと、野暮ったい種類しか残りません。
てなわけで僕のクルマは非常に野暮なタイプです。
「よく似合う」と言われて複雑な気分になるけど、
野暮好きだから仕方ありませんね。

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