LOVE DESIGN!
行ってきました、日帰り大阪。
『リアルデザイン』誌の連載企画「僕らのプロダクト」の取材です。
午後からお会いしたのは、プロダクトデザイナーの喜多俊之さん。
重鎮です。グッドデザイン大賞の審査委員長です。
最近では、シャープの「アクオス」のデザインが有名です。
喜多さんがいまもっとも精力を注いでいるのは、
世界に対して日本のデザイン力を知らしめることと、
日本国内に向けてデザインの重要性を説くこと。
ハイテクはトップレベルでも、生活に根ざしていない“ただの形”としての
デザインでは日本の産業は廃れてしまうと、
多大な危機感を持ってお仕事されているのです。
日本の伝統工芸を生かした作品づくりにも長く携わっている
喜多さんは、こうおっしゃいました。
「伝統工芸は廃れたように見えるでしょ。
それは職人が減ったからだと思われてるでしょ。
違うんです。いまの私たちの暮らしが衰退したんです」
ちゃんとお正月を迎えなければ、漆の重箱も、それから家でよそ行きの
着物を着る清楚な精神も、すべて不要になるだろうと。
デザインは豊かさに直結したものであり、また豊かさの本質とは何かを
この時点で改めて考えるべきだと教わりました。
本当に大御所なんですが、とっても気さくな方です。
ご自身がデザインされたロボットのワカマルくんに声をかけたりして、
あれこれ解説してくれました。
僕がこんなこと言うのもおこがましいけど、
心からデザインを愛してるんだなあと思いました。
