人生的経験則
一昨日、「座右の銘」について話しましたが、
最近の僕をとらえて離さない言葉に「積み重ね」があります。
「座右の銘」とするにはあまりに普通で偉そうな感じはしないけど、
実感として、また行為として、これほど大事なことはないなと思うのです。
今年の6月から、ランニングをはじめました。
「走る」ってのは、人間の移動行為として実に基本的な運動ですよね。
だから、四肢に支障がなければ誰だってできる。
でも、スポーツとしてのランニングは「速く遠く」が目的になるから、
それ相応の技術を身につけなきゃいけない。
そのためにどうするかと言えば、これはもう走るしかないんです。
タメになる話を聞いたり、専門書を読み漁ったりすると
すっかり走れる気分になるけど、それはやっぱり錯覚でしかない。
だからとにかく、ちょっとでもいいから走って、
ランニングができる体に変えていかなくちゃいけない。
そうして3ヶ月走ってきたけど、ちっとも楽にはなりません。
ふくらはぎの疲労はたまる一方で、ヒザの痛みは繰り返す。
基礎技術がどれだけ向上したかもわからない。
それでも今日走った経験は、仮に薄皮一枚の厚みだとしても、
この肉体にちゃんと積み重なっているんだと信じています。
ある人が言いました。「走った距離はウソをつかない」と。
これは何にでも当てはまりますね。
僕の仕事なら「書いた枚数はウソをつかない」かな。
僕の原稿は時にウソをつくけど、それでもそれ相応に
結果を出せるまでには多くの時間と経験を必要としてきた。
というある種の人生的経験則が、別の場面でも応用できることを、
ランニングは教えてくれるのです。
「走る」という行為と同じくらい基本的で当たり前の話ですけどね。
そんなわけで今日から新コンテンツがはじまります。
デカい目標を立てちゃったもんだと自分でも呆れてますが、
どうかせめて笑ってやってください。
