“ここ”

ここんとこの“ここ”に書いたことを振り返ってみると、
相当に時事ネタに引きずられてるんですよね。
知り合いに「なんだか疲れてるんじゃないの?」と言われたのは、
“ここ”の内容がちくっと重かったのが理由らしい。

ニュースページの見出しみたいなタイトルをつけた“ここ”だけど、
できることなら時事とは距離を置いた、
どうでもいい話について触れたいと思ってるんです。

でも、ひとりの生活者としては、
目や耳を覆いたくなるニュースにどうしたって引きずられてしまう。
そういうことが連続すると、「ひどい世の中になったもんだ」と嘆き、
「どうせ……」などと十把ひとくくりでこの社会をあきらめたくなる。
以前の僕はそうでした。

でも、こうして毎日何かを書いていたら、
日々のなかで出会うささいな事柄に興味が向いて、
「けっこう世間は悪くないかも」と思えるようになったんです。

総量で語られる“いまの気分”からはなれて暮らせないにせよ、
森を見て木を忘れるような、悪いことはすべて社会のせいにする
みたいな態度は、なんだかひどくカッコ悪い。
僕のなかで漂う気分は、そう語っています。

全体は個体から成り、個体から全体ははじまる。
なんて感じでシメても、別に疲れちゃいませんよ。
とりとめのないことが連なってゆくのが、
“ここ”の特徴だと思ってくださいね。


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