走った時間はウソをつかない

再始動するときは、それをはじめたときより辛さが募る……。
というのは、格言でもなんでもなく、実体験による真実です。

ひさびさに走ってみました。
2月のマルタ島マラソン以来だから、ほぼ3ヶ月ぶり。
これだけ間隔を開けると、「ランニングが趣味」とは言えませんね。

しばらく走らなかったことに特に理由はなく、
ただ現状では何かの大会に出場するというような目的がなく、
結局僕のランニングは完全な習慣として身につかなかったわけです。
けれど、ランニングを続けていた日々の“シャキッと感”は、
肉体の経験値として残っていて、
それを取り戻したいなあとは常々思っていました。

で、ようやく意を決して走ってみたんです。
……すっかり体が重くなってた。
トレーニングを継続していた去年も体が重く感じる日はあったけど、
なんというかアベレージでヘビーなんです。
肉体に刻まれたランニングメモリーはすべてリセットされていて、
しかし感覚の記憶は残っているから、
こんなはずじゃない、こんなはずじゃなかったと頭を振りながら走る、
みたいな苦痛……。

もったいないことしたなと後悔しても時すでに遅く、
去年並みの“シャキッと感”を取り戻すために
再び積み上げることを考えると、いささかうんざりする。
「走った時間はウソをつかない」というランニング界の格言が、
去年とは違った形で僕を責めるのでした。


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