年長者ヘビー
控え室にお弁当が3つ。スタッフの誰かが、
僕(44)とカメラマン(39)とそのアシスタント(26)のために、
コンビニで買ってきてくれました。
テーブルの上、左から揚げ物てんこもり弁当、竹の子ごはん弁当、
ハンバーグ&生姜焼き弁当の順で並んでいます。
こういう場面、若い者から「食べましょう、どれにします?」とは
言えないだろうから、僕から「食べようよ」と声をかけます。
実は、もっともさっぱりしてそうな竹の子ごはん弁当がよかったんだけど、
それでもひとまず「どれにする?」と仲間に選択権をゆだねます。
でもね、「そりゃやっぱり年長者からお好きなものを」と、
考えるまでもなく至極まっとうな気配りをされると、
それはそれでブブッとくるものがあり、考えすぎにちがいないけど
片隅に追いやられるようなさびしさを感じます。
屈折してるワタシ、最近どこでも年長者……。
そうして僕は、2番目にヘビーそうな
ハンバーグ&生姜焼き弁当を選ぶのでした。
第一希望の竹の子ごはん弁当は、
アシスタントの女の子に食べさせてあげようと思ってね。
実際に彼女が選んだのは違ったんだけど。
という、どうでもいいかもしれない話を聞いた友人は、
どうでもいいとは一言も言わず、
「そういうのは受け入れていかないと」とたしなめてくれました。
僕には気持ちのいい仲間が多いです。
