お笑いの危機
最近の若手お笑い芸人って、なんかカッコいいんですよね。
服のセンスもいまどき的で、シェイプアップまでしてる。
という現状に、大いに違和感を覚えてるわけですよ。
お笑いって、カッコよさが売り物なんだろうか? 違うだろ?
というのが僕の意見です。
笑いの基本って、落差だと思うんです。
そんなはずはないくらいすっ飛んでる話や体の張り方があってこそ、
ごく普通に暮らしてる僕らは驚きを持って笑える。
なんでそんなにカッコ悪いことができるんだと、
観客を高い目線に持ち上げてくれる技が芸じゃないかと思うんです。
極限までカッコ悪いからこそカッコいいんであって、
中途半端な位置じゃ結局オチないんじゃないかと、そうも思うんです。
だから最近のお笑いって、あんまり笑えないんですよね。
街にいる若い兄ちゃんと変わらないもんなあ。
違うところといえば、タレントと付き合えることなんだろうか?
それでお笑い芸人になりたい若者が増えたりするのって、
やっぱり何か間違ってる。
この話題、やっかみに端を発してると思われるかもしれないけど、
本気で心配してるんですよ。古いと言われたって、
「大正テレビ寄席」で笑いの基礎を叩き込まれて以来、
人生笑いこそすべてと信じて今日まで生きてますから。
いろんな危機のなかで、
落差のないお笑いはかなり深刻だと思うんだけどなあ。
