おお、神様
神様って、いるのかもしれないなあ。
桑田真澄さんが言いました。「野球の神様のお陰」と。
たとえ腐っても誰も責めない苦難を乗り越えて、
やっと念願の場所に立てた人にそういう発言をされたら、
そうだよなあ神様っていてくれたほうが救われるよなあ
と思うじゃありませんか。
日本はなんでも神様にしちゃうでしょ。
それは神様を軽んじてるんじゃなくて、小さなことから大きなことまで、
自分以外の力を認めて感謝する心の表れなんだと思います。
もしその精神がいまもこの国に息づいているとしたら、
それこそが世界でいちばん誇れることなんじゃないかな。
僕は、「お天道様がお見通し」という心根にいたく感心します。
それは、太陽崇拝というような深刻なものじゃなく、
あるいは宗教というジャンルとも別の、
なんというか日々の信条みたいなものなんです。
そうして僕らは神様をすぐとなりに置いて、
毎日を潔く生きていこうと努めるんですよね。
神様なんかいないんだ、と吐き捨てるように言いたくなるときもある。
でも、精いっぱいの人事を尽くして、その先で望んだ結果が出なくても、
そこであきらめさせてくれる神様というのもいるのかもしれません。
そう考えると、どんなときでも神様と友だちのほうが
楽しく生きていけるんじゃないかと、そんなふうに思うんです。
多少、ご都合主義でもね。
