実は墓地でした?
近所では同時に2つのマンション建設がはじまっていて、
昼間はなかなかのビッグノイズです。
より近所のほうは、僕がこの町に越してきたときは
木造二階建てのアパートでした。
数年前に取り壊されて、しばらく空き地だった。
いまとなっては木造アパートがどんな姿だったか思い出せない。
新しい鉄骨構造の建物ができたら、
それはそれでこの近所の景色としてなじむんだろうなあ。
そう言えば、まだ実家から仕事に通っていたころ、
当時の近所の鎮守の森みたいな場所が切り開かれて、
相当にデカいマンションが建ったことがありました。
そこにはお墓があったんだよぉ。
墓地と呼ぶにはあまりに荒れていて、墓碑自体もはかなく小さく、
深夜そのそばを通るときは見ないで通り過ぎようと努力したほどの、
湿っぽいようなくらい場所。
そのマンションで怪事件が頻発しているという噂は耳にしなかったけど、
でもねぇ、やっぱり進んで住みたいとは思いませんよね。
とは家、いや言え、いま暮らしているマンションが建っている土地に
どんな歴史があるのかは、僕だって知り得ていません。
不動産屋なら知ってるのかな?
「実は墓地でした」といまさら言われても困るなあ。う~む。
かように家選びはむずかしいもんだと、
近所に越してくるであろう新しい隣人に思いをはせるのでした。
