奮起を計る物差し
同い年が気になるのって、リアルな物差しになるからだと思うんです。
ほぼ同じ時間を生きてきて、互いにどんな過ごし方をしてきたか、
そこにある濃度みたいなものをついくらべてしまうんですね。
昨日、取材で会った佐藤陽一さんも、僕と同じ1962年型。
2005年に全日本最優秀ソムリエになり、今年は日本代表として
世界最優秀ソムリエコンクールに出場した方です。
先週、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演されてました。
僕は火曜の、つまりは取材前日の再放送を観たんだけど、
もう釘付け。気がついたら正座してた。
若者ソムリエが台頭するなか、40歳を越えてもなおコンクールに挑戦し、
きっちり日本一になって、さらには世界大会にも出場した
その意欲ももちろんだけど、理想とするサービスを実現するために、
リスク覚悟で自分の店(マクシヴァン)を持った、
その勇気と潔さが響きました。
完全にサムライですよ、ってご本人に言ったら、
「それ、家族に言ってやってください」と笑っておられた。
NHKつながりで何だけど、
夕べの『SONGS』で矢沢永吉さんがおっしゃってましたね。
「どんな時代でも、やるヤツはやるし、やらないヤツはやらない」
たぶん佐藤さんは、もっとも単純な二者択一の「ヤるか、ヤらないか」を
自らに課して、前者を選んだ。すごく尊敬します。
でも、妬まない。
同じ時代を過ごしてきて、選択に迫られる場面は僕にもあって、
そうして今日を横一線で生きてるんだからね。
よっしゃオレも「やるヤツ」でいったるわいと、
いつになく興奮したりしてます。
同い年は奮起を計る物差し、だなあ。
