セミの人生

セミは2週間で死んでしまう、はかない昆虫……。
というのは、夏休み少年の刷り込みらしく、
実のところ成虫は1ヶ月以上生きるそうです。
捕まえて虫カゴに入れとくから短命になるそうな。

一方、セミの幼虫は長く土のなかで暮らすことも有名で、
日本でもっともメジャーなアブラゼミなら6年。
北米には、17年周期で羽化する種もいます。
その北米には17年ゼミのほかに13年ゼミというのもいて、
それらははっきりと別の種らしい。

なぜそんな中途半端な羽化周期なのかは学者たちの間でも謎で、
互いに羽化時期がかぶらない素数であることから、
種の交雑を防ぐための知恵じゃないか、などと推察されております。

セミと素数。計算できる昆虫。絶対に宇宙から来たね、ヤツらは。

そんな話を聞くと、セミははかないどころかむしろタフじゃないかと
拍子抜けしたりもします。
いやいや、セミにはセミの人生があり、
きっと精いっぱい生きて鳴いてこの夏を過ごすのでしょう。

僕の町では、ついにセミが現れました。ヒグラシも鳴いてる。
まだ数が少ないらしく、おおむねソロボーカルですよ。


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