空に憧れて
コウノトリのヒナが巣立ちした、というニュースがありましたね。
自然界では43年ぶりだって。
国の天然記念物に指定されているそうですが、
僕はコウノトリが日本に生息した種だったことを知りませんでした。
それはさておき、ニュース映像で流れた巣立ちの瞬間を、
テレビ局のカメラマンや、あるいはアマチュア写真家は何日も前から
ずっと狙ってたんでしょう。その忍耐力には頭が下がります。
トイレに行くのも賭けみたいな感じなんだろうなあ。
とか、あの映像を見ていて感じ入りました。
それからもうひとつ。
巣立ちの瞬間を狙っていた人たちが持っていたカメラには、
たぶん高価な望遠レンズがついていたはずだけど、
飛び立つ準備をしていたコウノトリのヒナは、
それを見てもうらやましいとは思わなかったでしょうね。
でも僕ら人間は、空を飛ぶ鳥に憧れて飛行機をつくってみたりする。
馬でクルマを、魚で船を、というのも同じです。
そうして僕らは自分たち以外の生き物をうらやむけど、
自分たち以外の生き物から憧れてもらえるのかなあ、
とか、そんなことも考えてしまいました。
43年ぶりとか、天然記念物なんてことに無関係で、
コウノトリはただただ空を飛ぶことに夢中なんでしょうね。
