慮る
新潟で被災した方がラジオでおっしゃってました。
オレは恵まれてるほうだと。
家は失ったけどメシは避難所で食えてるし、
風呂も自衛隊が用意してくれてるから、まだいいほうだよ、と。
不適切かもしれないけど、じんと来ました。
人って優しくて強いなあと思って。
中越沖地震から1ヶ月。
確かに激しい揺れが起きたのは先月の昨日だけど、
災難はそこからはじまって、いまもまだ続いてる。
被災地に実家がある人たちは、去年と違う夏休みなんでしょうね。
僕らにも日常があって、次々切り替わってゆくニュースのその後に
気を配るのはなかなかむずかしいけど、でもこの世界のどこかに
僕よりうんと大変な人々がいるかもしれないと気づくことは、
とても大切だと思うんです。
ただの比較ではなく、自分の立ち位置を確かめて、
オレなんか相当に恵まれてるんだと自戒する、というか。
ふと、62年前の今日あたりに思いが飛んで、あの玉音放送を
聴いてから2日目の日本人はどんなことを考えていたんだろう、
などと想像してみます。
……ちっとも具体的なビジュアルが浮かんでこないけど、
でも確実に終戦2日目の日本人は相当数いたんですよね。
そしていま、慮る、という不思議な音の日本語が、耳の奥でこだまします。
昨日起きたペルー沖地震による津波が、今日の朝から夕方にかけて、
日本の太平洋沿岸に到達する恐れがあるそうです。
みんな気をつけてね!
