上へ下へと業が舞う

こんな日に実に不謹慎ですが、台風が上陸するというのに、
木曜日だから深夜のホッケーに行きました。アホなことです。

しかし、タフが売り物の僕のクルマでさえ、
がくんがくんと震えるほどの強風。
今度の9号が最強クラスというのはハッタリじゃなかった。

車中からとは言え、そんな自然の猛威を体験して思ったのは、
東京の脆弱さでした。
強風の威力を感じるのが、橋の上のような開けた場所ならともかく、
東京で突風が吹くのは、ちょっと広めの通りだったりするんですよ。

原因は、たぶん高層建築。いわゆるビル風ってやつでしょう。
あれは巻きますね。前後左右、上へ下へと雨が舞い踊って、
おちおち歩いてもいられない。
呆れるほどたくさん風の迷路をつくちゃって、
人間ってのは自然とどう生きていこうと思ってるんでしょうね。
こんなに日にホッケーに行く自分の業を棚に上げて話してますけど。

道路のあちこちに、複雑骨折したビニール傘が落ちてるんです。
突風にあおられて手から離れたのか、役に立たなくなって捨てたのか、
その理由はよくわからないけど、
なんだかとっても都会的メタファーに見えました。

日本列島をなぞって北上してますから、
北のみなさん、くれぐれもご用心を。


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