土から笑顔

ちょっと前のことだけど、8月の終わりに益子へ行ったときの
お土産が、丸々1ヵ月後に届きました。
陶芸教室の取材だったので、せっかくだから体験しちゃえってことで、
生まれてはじめて“ろくろ”を回しました。
轆轤。絶対に書けないね。

何がむずかしいって、底のほうから上の縁まで
均一の厚みを保たせるのが至難なわけですよ。
ある程度、薄く仕上げたいでしょ。
だからろくろの回転に合わせつつ、指先に同じ力を与えて
引っぱり上げるんだけど、同じ力になんかなりゃしない。

ろくろを回して完成した状態から焼くと、
1割から1割5分くらい小さくなるんだそうです。
それを見越して大きさを決めなきゃいけない。
僕は、持ち手のない巨大なコーヒーカップをつくりたかったんですね。
だから相当大きなものをつくったつもりだったんだけど……。
完成したら、むむむでした。

陶芸体験でいちばん感動したのは、土。
焼き物にするための土って、とってもなめらかなんです。
ろくろを回すときには水をつけて形成するんですが、
そのぬめり方も心地よい。
泥のなかで眠りたい、なんてセリフだか歌があったでしょ。
いやマジで、首まで浸かってもいいなと思えました。

ミもフタもない感想だけど、人間てさ、本当にスゴいね。
土から食卓の笑顔を生み出すんだもんなあ。
なんてね、しみじみと感動するもんですよ。
陶芸教室、おすすめします。


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