気の遠くなる彼方
往路とは異なったルートでロスへ。
やっぱり7時間くらいかかりました。
しかし、途中の景色は圧巻というか壮絶でしたね。
尖った岩山の連なりが遠くなったり近くなったりする以外、
風景に変化というものがない。
生命を感じるのは、転々と生える背の低い植物だけ。
空には鳥も飛んでいない。おそらく番地すらないんだろうなあ。
人が住んでないんだから必要ないか。
丘、という緑をイメージしそうな言葉とは程遠い、
要するに大地の起伏に沿ったゆるやかな上り坂の頂点に達すると、
瓦礫の大地平の彼方まで道路がつながっているのが見えます。
それは本当に気の遠くなるような、はるか彼方なんです。
僕らはその舗装された道を、見える限りの細い線を、
そして視界には入らないそのまた先を目指して、
ただひたすらにクルマを走らせるしかない、
この土地において実に頼りない存在でした。
ふと、不安になりました。
こんな場所から人の営み盛んなロスにたどり着けるんだろうか?
あるいは、住み慣れた日本とこの荒野が同じ星なんだろうか、と。
月並みな表現だけど、地球ってデカいですね。
太刀打ちするのが困難な時間と距離の重みに、
こてんぱんにやられてみました。
こんな経験、日本じゃちょっと、ないかなあ。
