白いシマウマ

ホワイトゼブラがいまどうしているのか、気になっています。

福島県の二本松に行ってきました。僕が訪れたサーキットと
同じ敷地にあるサファリパークに、それはいます。

ただの白馬じゃないか、と指摘したくなる気持ちはよくわかります。
でもそれとは別に、歴としたシマウマとしてのホワイトゼブラが
この世にはいるのです。アルビノでもありません。
白変種(はくへんしゅ)と言って、
正常な遺伝情報で皮膚や体毛が白化したのです。
ちなみにそのパークは不思議と白変種にこだわっているようで、
白いライオンやトラやダチョウやカンガルーもいます。
もちろん彼らも気になりますが、やはりホワイトゼブラです。

当人(当馬)にはまるで罪はないけど、どこか間抜けで、
ゆえに俗世を超越したような、何かのメタファーみたいです。

暗示と言えば、先週の二本松には早くも雪が降ったそうです。
僕も、日陰に残る雪の残骸を見ました。
となると先週はサファリパークも雪で覆われ、
であればホワイトゼブラはどこにいるのかわからなくなります。
それはそれで保護色です。それはそれで正しいのかもしれません。

そうして、夜ともなればすでに氷点下に近い気温になる山のなかで、
白いシマウマはどんな夢を見るんだろう。それが気になっています。
ただ、サンタクロースから期間限定で召集されたらいいのにな、
とか、そういう夢は見ないんじゃないかと思います。


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