ポンコツ・ライフ

我が愛車が深刻なトラブルを抱えてしまい、ただいま修理中。
で、代車に乗ってます。
愛すべきポンコツと同じ四輪駆動車だけど、軽自動車並に小さい。
それでも何ら過不足なく、おそらく僕のクルマよりはるかに快適。
オートマだし、パワーウィンドウも備わってる。

でもね、クセってのはおもしろくて、
時に左足はクラッチペダルを踏みつける動作をしてみたり、
窓を開けようと思うと右手はハンドルを回す仕草をしてしまう。
いまどきクラッチペダルや窓の開閉ハンドルの話をしていること自体
どうかしていて、たとえばかつて電話をかけることを
「ダイヤルする」みたいに言い換えたのと
よく似た時代錯誤感があるんでしょう。

「チャンネルを回す」ってのも昔のテレビの名残りですね。
果たしてどれくらいの世代までが「チャンネル回して」と
頼まれて躊躇なくチャンネルを変えられるんだろう?

論旨がすり替わってきた。
いずれにせよ借り物という時点で落ち着かず、
このまま代車に乗り続けていると、決して大げさじゃなく、
自分が自分じゃなくなるような錯覚に陥りそうです。
要するに、居場所の欠損なんですよね。
どんなに不便でも、慣れたポジションをいきなり奪われると、
それのほうが現実的に不便だったりする。

そうして欠けた部分を補うために愛情が芽生える。
あふれんばかりの愛もあれば、穴を埋めるための愛もある。

ポンコツと暮らすには、そういう愛の在り方も知る必要があるんです。


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