メルボメネの末裔

調べはじめたらおもしろくなっちゃったんだけど、
オリンピックで女子マラソンが初採用されたのは、
1984年のロサンゼルス大会からなんだって。
あまりに最近なので驚きました。

女子には無理という、たぶんそれほど明確な根拠もないまま、
第1回オリンピックのアテネの陸上競技は男子のみで開催。
けれど、隠れて走ったメルボメネという女子がいたそうな。

それからおよそ100年経っても女子のマラソン参加は認められず、
でもやっぱり主催者に黙って走るフィメールが多くなってきて、
1972年になってようやく公式エントリーが実現。
それからまた10年以上かけて、
晴れてオリンピックの正式種目になりました。

男女平等とかウーマンリブとか、そういうこともあるんだろうけど、
隠れてでも走りたいと考える女の人が実在したってのがスゴいですよ。
肉体的には女子に勝るとされる男子の僕であっても、
42.195キロを走るのは難事業なわけです。
それを主催者に黙って走ろうなんて、
絶対と言ってもいいくらい考えたりしない。しないよね、普通。

高橋“Qちゃん”尚子選手が、
北京オリンピック代表最後のひと枠を獲得するため、
来年3月の名古屋国際女子マラソンに参戦するというニュースを
耳にして、そうしてここまで飛びました。
しかし、キツい道を選ぶなあ。注目される分だけ風当たりも強かろうに。
でもQちゃんって、きっとあれだな、メルボメネの末裔なんだね。
隠れてでも走っちゃうんだろうと、そんなふうに思うんですよ。


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