アイドルのプロ
クリスマス特番の歌番組に出演した松田聖子さんを見て、
やっぱり彼女はスゴいや、と思いました。
これまでいろんな人にインタビューしてきたけど、
聖子さんには取材する自信がない。
心のどこかに潜む崇拝意識が作用して、
何かをたずねるなんてできない気がするんだなあ。
アイドルってのも近頃じゃ細分化され、
同時にずいぶん裾野も広がったようで、それを意地悪く評すると、
アマチュア化が進んだとも言えるわけです。
一等星じゃなくてもなれるというか、ね。
かつてのアイドルは文字通りのスターであり、
ゆえに手の届かない存在だった。
手が届かないってことは、その私生活が謎だったんです。
どんな情報が漏れ伝わってきても噂の域を出ない。
それが仮に芳しくない類の噂であろうと否定も肯定もせず、
つまりは夢を与え続ける存在だったんですよね。
そうしたアイドルのプロ意識を長年に渡って保っているのは、
おそらく聖子さんだけじゃないかなあ。
もうまったくブリッコだもん。現在でもそれが似合っていられる影には、
平民には真似のできない努力があるはずですよ。
それすら感じさせず、しっかりミニスカートをはきこなす様には、
同じ年生まれとして感動します。
アイドルの、というよりプロの鑑。僕なんかが心配しなくても、
当分、あるいは一生、松田聖子さんは地上に降りないだろうなあ。
メリーな休日ですね。僕は自宅でノット・メリーに原稿を書いてます。
