お里が知れる

お里が知れる。
2週間くらい前に誰かの会話を端で聞いていて、
えらく耳に残った言葉です。

いいとこの出だと思わせたり、つまり上流ぶったところで、
それが付け焼き刃だったらカッコ悪いよ、
というのがこの言葉のもたらす教訓ですね。

でも、言葉尻だけでとらえると、里が知れて何が悪いんだ、とか、
知れるは「ら抜き」か? とか意味不明なツッコミが浮かんだり、
お里が知れると口にする人間ってのは上から目線じゃん、
などとヒガミ根性が芽生えたりもします。しょ~もない感性ですけど。

あとね、この言葉が最近あまり聞かれなくなった背景には、
里による差や違いがなくなりつつあるというか、
おおざっばに言えば日本中おおむね均一化したからじゃないか
とも思うんです。どうですか?

僕は日本中あちこちドサ回っているけど、
特別な名所旧跡にでも行かない限り、いわゆる地方色に出会う
機会が少ないと感じています。

ちなみにお里とは、主に実家を指すそうです。

お里が知れる。
良くも悪くも日本的な感覚をたっぷり含んだ言葉ですね。
そして良きにつけ悪しきにつけ、
そういう言葉を使わなくなった日本に、いまの僕らは生きている。
お里が知れる、かな?


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