関係性の生死
会わなくなって久しい人は、
つまり自分にとって死んだも同然……。
というような一節を、何かの小説で読んだ気がするんです。
恋愛に関連する感情から発せられたセリフだったと思うから、
それなりに決意的で、かつ衝撃的な考え方でした。
死んだも同然、というセンテンスはちょっと乱暴ではあるけど、
日常的に何年も接点を持たないのであれば、
少なくとも関係性は死亡、
または死滅という表現が可能になるかもしれない。
その逆に、今日突然出会った人は、
自分にとっていきなり生まれた人になるんだろうか?
恋が芽生える、なんて常套句もあるけど、
考えてみれば今日会おうが会うまいが、
それぞれの人生をそれぞれに生きてたんですよね。
だからやっぱり、会わなくなって久しい人も、
会わなくなった以降のそれぞれの人生を生きているわけだから、
現実的に元気でいてくれたほうがうれしいです。
物理的に彼の岸に行ってしまった人とは二度と会えないんだし。
かつて同じ教室で学んだ、もう10年以上会っていない人の
訃報を伝える葉書が届きました。
10年以上前の面影しか記憶にないけど、すごくさびしかったです。
