オニツカの抵抗

オニツカタイガーがブランド名になって完全復刻したのは
2001年のことらしいです。
でもね、最初に復刻版を見たときは、う~むと唸ったもんですよ。
大げさかもしれないけど、
青春の思い出を勝手にいじられたような気がしたんだな。

僕の記憶が正しければ、オニツカタイガーは現在のアシックスという
会社に変わった過程で、アシックスタイガーという時期があったはず。
で、そのラベルは当時の僕らの間ではちょっとカッコ悪かった。
なんとなく亜流に見えたんです。
やっぱ本物はオニツカだよな、ってね。

というのは、僕が中学のバスケットボール部で履いたシューズが
オニツカタイガーで、つまり僕はオニツカタイガーの
オリジナルを知っている世代なんです。

そのころの様々な流行は、
いま以上に強力な浸透力と一過性を持っていたがゆえに、
一度廃れると復活することはなかったんです。
たとえばベルボトムのジーパンとかね。
けれど時代は繰り返すようで、フレアのパンツもちょっと前に流行し、
そしてオニツカも復刻した。

懐かしいんですよ。でも、それぞれ卒業してきた覚えがあるから、
再びそこに戻るには抵抗がある。だからね、復刻には唸るんです。
カッコいいけど、いまさら……みたいな。
偏屈ですか?

なぜこんな話をしたかというと、
最新号の『モノ・マガジン』でオニツカタイガーが特集されていたから。
その号の「オートバイが好きだ!」という別の特集で
スーパーカブの原稿を書いています。
宣伝オチで恐縮ですが、ぜひご一読を。あ、両方の記事を、ですよ。


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