愚痴の種類

愚痴には2種類あると思うんですよ。
気持ちのいいものと、そうでないもの。安直な二分化だけどね。

前者は、いつも一生懸命に頑張っている人が、
あるときふっと、それこそため息を漏らすように口にするもの。
そんなことを言うなんてどうしたんだろうと心配になる一方で、
僕を信頼してくれてんだ、みたいな、
語弊はあるけどうれしい気分にもなる。

後者の場合は、やっぱり愚痴から先に出ちゃうパターンですよね。
そりゃ確かにいろんなことがうまくいかなすぎて、
どうにもやり切れないことはあるけど、おそらくそういうときこそ、
愚痴のこぼし方で人は試されるんだと思うんです。

愚痴って、上手に事を運ぶための排気ガスかもしれない。
それを口にしながら本当の力を引き出そうとする、
一種の確認作業とも言える。
だから、必要悪というか、不可避なものなんです、愚痴って。
本質的には嫌いじゃありません。その人の素が表れるし。

屁と似てるのかな。オナラをしても嫌われない人っているでしょ?
それって人間としてはかなりレベルが高いと思うんだけど、
どうですか? 違うかな?

夕べの首相の辞任会見を見ていて、そんなことを考えました。
頭に浮かんだのは責任の不完全燃焼。
排気ガスはあまりクリーンではなく、昨今の環境問題を鑑みても、
やっぱりほとんどうれしくない種類のものでした。


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