野生の証明、みたいな
ツバメが低く飛んだときは雨になるとか、
カマキリが高いところに巣をつくると雪が多くなるとか、
そういう昔の人の天気や季節の読み方って、
なんだかとってもカッコいいと思うんです。
そして昔の人は、さらに昔の人から教わってきたわけで、
となるとうんと昔の人はよっぽどカッコいいわけです。
っていうか、このことを突き詰めてゆくと、
いまの人のカッコ悪さがたやすく浮き彫りになるんだね。
ツバメやカマキリや、あるいは自然界に存在するあらゆる生物は、
気圧の変化が生活に直結しているんだと思うんです。
食うか食われるかという、のっぴきならない瞬間の連続のなかで、
天気予報なんかアテにしてらんない。
ま、天気予報を真剣に見ているカマキリがいたら会ってみたいけど、
とにかく誰かの推測より自分の感覚こそ信頼性が高く、
人間にもその感覚はちゃんとあったはずなんですよね。
おそらく、雨に降られることがこんなに怖いと感じた
夏はなかったんじゃないですか?
僕なんか、せっかく直したオートバイに乗りたいのに、
晴れ間の向こうにのぞく雲を見渡して、
何度もエンジンをかけるのを断念しましたから。
なんとなく、今日は降るな、と感じるんです。その予感はほぼ当たる。
いや別に大した感覚ではなく、雲の様子を5分もながめていれば、
来る、と判断できます。
それが野生というものなら、僕にとって尊重ナンバーワンの感覚です。
ただいま午前8時。窓から入ってくる風が涼しい。
今日は一日中、晴れますね。
