妄想するサル
かつて人類はサルとしてジャングルで暮らしていた。
そのなかから、安全な木上の生活を捨て
地上に降りた種が人類となった。
つまり生命は、好奇心によって進化を遂げるという……、
説があるそうですね。
であれば、いつだったか渋谷で発見され、
その後に逃走を図ったニホンザルの彼(または彼女)は、
高尾あたりの山暮らしを捨て、おそらく興味本位で
中央線かなんかに乗り、律儀にも新宿で乗り換えて
若者でごった返す渋谷までやって来たんだろうか?
となると彼女(または彼)は、今後も都会でさまざまな体験をすると、
進化の法則にのっとって新たな種の祖先になるのだろうか?
果たしていまの僕らとどこまで同じでどこまで違う生命になるのか?
なんてね。もし本当に彼(または彼女)が進化したとしても、
僕らはそれを見届けられるほど長くは生きられないだろうなあ。
それに、進化を潤滑に行なうための自然は、
この都会という環境には備わっていないと思う。
あるいはその逆で、人類が長い時間をかけて培った文化・文明を
すべて一気に吸収して、一足飛びの進化を果たすかもしれない。
ってさ、いい加減にしようね。どうやら連休中日です。
妄想も休み休みってことで。
