デジタル音痴

ついこの間、自分のプロモーションビデオをiPhoneで
見せてくれた人がいて、機械の性能よりも手際の良さに
「ふへぇ~」って感心したら、となりにいた別の人に言われました。
「キミみたいなアナログな人間には一生かかっても無理だね」と。
まぁ、その通りですから腹を立てても仕方ないけど、
ごく短時間だけ無口になりました。

でも、実際にアナログですわ。
インタビュー取材で録音装置を使わないことに驚かれたりもするし。
けれど、それには理由があります。
まず第一に、聞き直すのが面倒。第二に、機械への不信感。
これは操作をミスる僕に責任があるんでしょう。
その他、インタビューは議事録じゃないという信念みたいなものも
あったりしますが、機械を導入せざるを得ない場合もあります。

相手が3人以上になると、会話がかぶったときの
メモが追いつかなくなる。それに、3人以上の相手に対して
均等に神経を行き渡らせるのも困難になるんですね。
そういう特別な場面ではメカニカルな記録が必要になります。

さっきまで、僕としてはかなり久々に3人インタビューの
データを聞き直していました。これがまたすごく楽しい会話で、
ヘッドホンしながらへらへら笑っていたみたいです。
それも機械による弊害だな。

普段はまず聞くことのない取材中の自分の声を耳にして、
あれ? っと思ったことがありました。
話し方がかなりスローなんです。
会話が楽しくなるとリラックスするのね、とうれしい気持ちでいたら、
再生速度が「オソイ」になっていました。
ええ、言い訳無用のデジタル音痴でけっこうです。


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