MADE IN JAPAN

やっぱ日本って国は、
こつこつと良いものをつくってこそナンボじゃい、と思いましたよ。

例によって、取材で靴工場に行きました。
かつては製靴が地場産業だった東京・浅草で創業して約50年。
その間、アジア諸国の安価な製品に押され、
同業者が年々減少するという悲惨な状況と対峙しながら、
そこんちの社長はひとつの信念を貫きました。
先代から仕えてくれる職人の腕と気概のためにも。

MADE IN JAPANであり続けよう!
それを聞いて、なぜか誇らしい気分になりました。

現在のMADE IN JAPANは、これがまた意外に高価ですよね。
なぜかというと、おおむね手間ひまかかっているから。
おそらく日本人は、そうして何かものをつくろうとすると、
手間ひまかけずにいられない人種だと思うんです。
その根本的な性質を見落としているうちに、
世界と渡り歩くための自信すら失ったような気がします。

もっと深刻なのは、腕の立つ職人さんの損失でしょう。
みなさん高齢でした。若い人材が育ってないのよ。
でも、道はあると思います。
この国の人々は、興味が一極集中するオタクすら文化として
許容できるわけだから、こつこつと職能を高められる素養は
まだ失われていないはず。
歴史的にも、日本ほど職人を尊重してきた国は珍しいし。

MADE IN JAPANは、それだけでブランドになるね、マジで。
などと息巻くように話すのは、大統領選でチェンジを求めて
沸いた国に対する意地みたいなもんなのかなあ。


T・T ディレクトリー   リンクフリー   プライバシーポリシー      運営会社