マッケローニと2月11日
一度書いた記憶があるけど、僕は完全にマカロニの虜です。
きっと味付けが好みじゃないだろうなあと推測できても、
パック入りのマカロニサラダを見かけると、
背中を丸めた空洞に心が動く。
僕が子供のころは、パスタなんてなかった。
いや、本当はそういう呼び方がイタリアでは古くから存在していた
んだろうけど、少なくとも昭和の日本では流通してなかった。
あったのはスパゲッティ。細かろうが太かろうがみんなそれ。
唯一、そのジャンルで別扱いだったのがマカロニ。
っていうか、マカロニがイタリア由来なんて知らなかった。
彼の地では、マッケローネの複数形をマッケローニと呼ぶんだそうな。
そうそう、『荒野の用心棒』に代表される派手かつ残忍な撃ち合いで
有名な西部劇をマカロニ・ウェスタンと命名したのは、
映画評論家の淀川長春さんなんだって。
イギリスやアメリカではスパゲッティ・ウェスタンと呼ばれていたけど、
そんなに細くて貧弱じゃないだろうと。ナイスなセンスだなあ。
たぶん、イタリアに行って「マカロニ食べたい」と言っても、
僕が知ってるものは出てこないと思います。
事実、イタリアを数日間旅したときも、それらしきものと出会えなかった。
そういう文化の翻訳違いは他のジャンルでもたくさんあって、
でもとにかく何であれ、日本人の食欲はすごいもんだなあと感心します。
ひとまず吸収してみるもんね。だから僕は今日もマカロニが食べられる。
建国記念、おめでとう!
