10items or less
モーガン・フリーマンという人を見ていると、
男は歳食ってからだよなあ、みたいな勇気をもらえますね。
今年72歳だって。
『許されざる者』や『セブン』のころと変わってない感じ。
そんなわけで好きな映画を数え上げてみると、
その多くに彼が出演してます。
つまり僕はモーガン・フリーマンのファンだったんだ。
でもってレンタルショップで何の前情報もなく、彼が主演だった
というだけで手に取ったのが『素敵な人生のはじめ方』。
2006年の作品ですが、日本上映はなし。DVDのみ発売。
これがよかった。
90分足らずの、その時間にふさわしいさくっと沁みるお話。
4年も映画に出ていない俳優(フリーマン、役名はhim)が次回作の
ロケ現場になるスーパーマーケットに赴き、
そこで働く25歳のレジ打ちのスカーレット(パズ・ヴェガ)と出会います。
ドンパチもカーチェイスもなし。あるのは会話と歌と、
僕らの足元にも転がっていそうな希望と絶望。
邦題はちとナニですが、原題は『10items or less』。
直訳すると「10個以下」。その意味は作品でご確認を。
地味といえばまったく地味な物語。
でも、なんだか最近はごくごく日常的なところに視点を置いた映画に
心惹かれるんですよね。ああオレも頑張ろうかなあって、
そっと腰を浮かせてくれるような、というか。
いずれにせよモーガン・フリーマンだからこその説得力ある作品です。
いい映画を観たので、ちょっと紹介したくなりました。
