ガンバレ

「頑張れ」という言葉、たやすく使えないという人がいます。
その気持ち、わからないでもありません。
なんだか無責任な気がしちゃうんですよね。
その人が積み重ねてきた努力や辛抱を知っていればなおさらです。
なのに「頑張れ」って、そんな酷な命令口調はないだろうと。

またまたトライアルの話ですが、先週末は『ヴァレ・ダーリン!』の
ナオちゃんにも久しぶりに会いました。
長くは話せなかったけれど、こんなことを言っていました。

「この日本のレースで、はじめて頑張れって言えたんです」

これまで何年も行動をともにしてきたのに本当なの?
と聞き返したけれど、記憶にある限り初なんだそうです。

「レースには勝ってほしいんですよ。でもそのために怪我したりして、
これ以上は無理してほしくないから。でも、なぜかわからないけれど、
今回はすっと言えたんですよ。理由なんてないんですけどね」

それはナオちゃんだけじゃなく、僕らもまた、
いざとなったときの語彙って思いのほか少ないのかもしれません。
頑なに張ってしまう意地とか、そういうこと全部すっ飛んじゃったときに
出る気持ちとしての「頑張れ」なら、言われたほうも、
それこそかつてない頑張りが発揮できるかもしれない。

案外、悪くない言葉かもしれませんね。
ガンバレ。うん、カタカナのほうが届くかなあ。


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