スーパースターの誕生を見ている
やっぱり手を伸ばせば届きそうなところで見ちゃったせいですね。
書かかずにはおけませんでした。石川 遼くん。
土曜日にミズノオープンの現場にいたんですが、
そのときからすでに優勝の雰囲気が漂っていました。
奇しくも1年前の同じ大会で遼くんを見ましたが、もうね、オーラが別物。
去年は、やはり高校生らしいというか、
間違った場所に来た感があったけれど、今年はひと回り厚くなった
胸板も含め、完全なプロ・ゴルファーでしたね。なにしろたくましかった。
誤解を恐れずに言えば、彼のオーラには軽さがある。
周囲に対して圧迫感はないんです。けれど、その軽さゆえオーラが
衣のように会場全体をふわっと包み、すべての視線を独り占めにする。
同じ組で回っている優秀な選手さえ、ふと気づけばかすませてしまう。
それはやはり若さゆえのものかもしれない。
でも、おそらく彼は生涯、そういうオーラで
多くの人を魅了してゆくんじゃないかと思いました。
昨日のスコアなんてムチャクチャですから。
二度のOBを叩き出したした12番ホールだけなら、僕といい勝負です。
なのに勝っちゃう。そんなのナシですよ、普通。
だから、もし神様という誰にも証明できない存在が実在したとして、
それが時に不公平なほどの気まぐれを起こし、
その性格によってこれまでに何人ものスーパースターを
この世に生み出してきたとしたら、
たぶん石川 遼くんは神様に選ばれた人です。
そして僕らは、その誕生期を目の当たりにしているのかもしれない。
そう思っちゃうんですよ。彼を見ているとね。
