一瞬が変わる

ハイスピードカメラってのはスゴいですね。
でもって写真なら1秒間に60カット、ムービーなら1秒間に1200コマも
撮れるという機能が、一般の方にもお買い求めいただける
カメラに搭載されるようになってますからさ。

たとえばプロ野球中継のハイスピード映像だと、
ピッチャーが球の投げ際に人差し指をどう使っているかとか、
バッターが打った瞬間にあの太いバットがしなる様子とかが
はっきり見えちゃうわけです。
それって、これまでピッチャーやバッターが感覚的に語っていた
文字通りの感覚が、現実のものとして明らかになったんでしょうね。

すると、選手の言葉だけを頼りにしていた道具職人さんは
ものづくりが変わったりするかもしれません。
ひいては、一瞬という時間の概念も変わるかもしれない。
1秒が1200コマに分割されちゃうんだもん。
679コマ目と680コマ目の隙間が一瞬とか言われるようになるかも?
そんなの、よくわかんないけどさ。

そうして秘密を暴くみたいに見えなかった世界を可視下に
置いてゆく技術の進化は、たぶんこれからも止まらないでしょう。
しかし、未来の予測はどんなに優れたカメラでもいまだ不可能。
信じ難いほど落差のあるカーブの投げ方はわかっても、
それが何球目に投じられるかは予測できない。
できたとして打てなかったりする。

などと考えて溜飲を下げようとする僕は、
よっぽど新技術アレルギーなんでしょう。やれやれ。

今日も各地で渋滞しそうです。


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