この地球を包む皮
10枚入り200円という皮を使った餃子をいただきながら、
この世の中に餃子が嫌いな人ってどれだけいるんだろうか?
と考えちまったんですね。
この世界に餃子を知らない人は大勢いるはずです。
でも、その餃子未体験の人たちでさえ一度口にしたら、
好きにならずとも嫌いとは言わないんじゃないだろうか?
僕はこれまで、餃子というのは中身の具、または焼き加減で
決まるものだと思い込んでいました。でも、考えが変わりました。
たとえば、ニラやタマネギや挽肉といった素材単体は苦手でも、
あの皮にくるんだら、あ~ら不思議、
おいしく食べられちゃうって人もいるでしょ?
小麦粉と塩と水くらいじゃないですか、餃子の皮の原材料って。
とは言え、食感を高めるために高級な小麦粉を用いたり、
原材料の配合に時間を費やすこともあるでしょう。
でもね、突き詰めると皮単体の話じゃないだろうと。
じゃ何の話かと言えば、あのパッケージなんです。
個性豊かな食材をいっしょくたにして包み込むという優しさ、
そこに僕らは躊躇なく惹かれるんじゃないかと。一種の憧れですね。
いろんな問題を抱えて即時的かつ即物的に悩むこの地球を包む
餃子の皮があったなら、僕らはもっと幸福になれるかもしれない。
なんちゃって。ってか、なんじゃそれ?
1枚20円もする皮は、いやまったくこれまでに体験したことのない、
優しい味わいでした。お見事!
