鍋ってやつは。
昼間のFMで、「さぁ冬もおしまい。どんな鍋でしめる?」
なんてお題を取り上げていて、やっぱりチゲかなあ、と
ひとりの車内でつぶやきましたよ。
僕はどちらかと言えば、タレを用意するものより汁自体に
しっかり味がついているほうが好きです。だからチゲなのね。
あと、少なくとも自宅ではシメの雑炊とかやりません。
なぜなら、メインの鍋だけでお腹がいっぱいになっちゃうのですよ。
何でそんなに膨れるかというと、野菜。
もはや僕の鍋に対する期待は野菜をたくさん食べられることですね。
くったくたに煮えた白菜や春菊の芯はたまりませんことよ。
スキヤキにしても、そりゃ牛肉なしじゃさみしいけれど、
まずはあの甘い汁に浸った野菜たちを軸に展開していくなあ。
そう言えば、鍋が苦手だという人もいますね。
ひとつの鍋を複数人でつつくのがどうも……、らしいです。
でもね、僕が目にしたそういう人は、誰かが取り分けてくれた
器には箸をつけるんですよ。
だから行為としての鍋はNGでも料理としてのそれは嫌いじゃないはず。
ちと贅沢な話。
鍋について考えていたら、幸せな気分になってきた。
さぁ、どんな鍋でしめようか?
なんて決めて今季最後を迎えたつもりで、
今月の終わりくらいにうっかり食べちゃうんですよね。
それでも気づかぬうちに食卓から姿を消してゆくんです。
そぉっとね。鍋ってやつは。
