豊かな乗り物

今日は乗り物の話をします。
ホンダがCR-Zというハイブリッドカーを発売するにあたり、
予約注文が月間販売目標の5倍近い4700台に達したそうですね。
いわゆるエコの急先鋒だったハイブリッドカーなのに
家庭的でない2ドアモデルだというので、そこも話題になっている。
エコだから何でも我慢しなきゃいけないわけじゃないという提案に
呼応した人が少なくなかったみたいですね。

同じくホンダから、間もなくCB1100というオートバイが発売されます。
先週の試乗会で聞いた開発責任者のコンセプト説明がナイスでした。
「身長162センチの私がまたがっても両足のつま先が付くこと」
その言葉通り、日本人の体格に合った乗りやすいサイズでした。
50代をターゲットにしているそうで、確かにうまく力が抜けてました。

ホンダに限らず、ここ数年の乗り物づくりの現場からは
「つくりたいものをつくった」という声をよく聞きます。
それは勇ましいようで、実は「つくりたいものがつくれなかった」
苦痛も含まれているような気がます。

昔はなかった市場が急成長すれば、かつては盛んだった市場が
しぼむこともあり、乗り物関連が後者のそれに属しているのは
もはや隠しようのない現実。
でも、だからと言って乗り物好きが減ったとは思わないんですよね。
残るのはファン。そこにちゃんと届くものづくりは、
これからますます大事になると思います。

CR-Zでは約4割がMTを予約注文したそうです。CB1100でも50代より
若い世代が乗るような意外が起こると、この国の乗り物文化は
豊かになるよなあ、などと上目線ながら期待しておるのです。


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