designare
クルマを選ぶとき、「最後はデザインで決めました」というような話を
よく耳にします。この場合、デザインが代弁しているのはおよそカタチ。
けれど、街角で見かけたかわいい女の子を、
「あの子はナイスなデザインだった」とはあまり言いません。
人の見かけもカタチで判断しているはずなのにね。
おっと、勝手にデザインの話を進めていますよ。
デザインという言葉の意味を考える道筋は幾通りもありそうですが、
仮にクルマと女の子を引き合いに出してみると、人の手がつくり出せる
ものにだけデザインは存在するみたいです。
デザインの語源は、「計画を記号に表す」という意味を含んだ
ラテン語のデシグナレ(designare)。ここで言う計画もまた、
あくまで人間の考えつく範ちゅうと言えるでしょう。
となるとデザインは、自然という名の神様が創りたもうた生命には
及ばないことになりますが、それでも欲望に手足が生えた人間は、
生命のようなものをデザインに吹き込むべく七転八倒しながら、
人生の計画をよりよくするためのカタチを日々生み出しているのです。
どんなにクールで澄ましたデザインであっても、それが生まれる過程には
実に人間臭い物語がある。それを語れとおっしゃるなら、
僕のインタビュー記事が掲載されている『リアルデザイン』誌、
またはそれをまとめた単行本『おしゃべりなデザイン』をご一読ください。
単行本には台湾語版『漫談設計』もあります。
あ、宣伝オチになっちゃった。じゃ、もひとつPR。
久々の新コンテンツ、今日からスタート。その名も『ひとりデザイン博』。
書いてくれるのは、『編集ヤマウチ』こと山内美貴さん。
彼女は、上に記した各誌の担当編集者です。
身近なデザインのあれこれ紹介してくれます。
「UP」はまだ点灯しませんが、見出しをクリックすればご覧になれます。
今後ともごひいきに!
