懐かしい夕暮れ

早朝の東北新幹線で仙台へ。そこからクルマで東北自動車道を
1時間ほど北上し、一関ICを降り、地図的にはばっくり右折して
気仙沼方面に行って太平洋を拝み、今度は進路を西にとって
岩手県の一関へ。昨夜は祭畤という町の温泉に泊まりました。
祭畤は“まつるべ”と読みます。
このあたりは、古の時代、神々が降臨する祭祀場だったそうです。

とまぁ、そんな具合に今夏最後のドサ回りがはじまったわけですが、
自分の町より北に向かうと、やはり秋を求めてしまいますね。
でも実際は、けっこう暑いんです。いくら東北とは言え、
今年は夏がなかなか終わらないみたい。

期待という意味では、田舎らしい景色をつい探してしまうんだけど、
じゃどんな景色が田舎らしいかと言えば、夕暮れだと気付きました。
国道沿いに広がる田んぼ。頭を垂れ始めた稲穂に添って伸びるあぜ道。
その先の小高い山の連なりと、そこに差し込む暮れ間近の長い光。

そうして今日が終わる印を感じると、自然と遠くに来たような、
つまりは郷愁に包まれます。はじめての町の夕日なのに、
いつか見たような懐かしい気持ちになるのはなぜかなあ。

今日は一関から秋田の横手へ。旅は続いていきます。


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