早生まれ
早生まれ、という言葉に憧れみたいなものがあるんです。
自分がそうなりたいというよりは、早生まれを愛しく思うような感じ、
ってどんな感じ?
日本の法律が定めるところの学齢うんぬんによって
1月1日から4月1日に誕生日がある人をそう呼ぶ俗称なんですけれど、
9月生まれの僕からすると、それは遅生まれなんじゃない? とか、
どこに基準があるのかよくわからないものであって、その損だか得だか
不明な曖昧さがね、なんかよいのです。4月2日から12月31日に生まれた
人間にはそういう俗称すらないですから。なんかうらやましい。
とは言え、早生まれの人にはそれなりの苦労があったでしょう。
そういうこと無視した勝手な感想です。
この話、突き詰めれば3月生まれの薫ちゃんにたどり着いちゃうんですよ。
誰それ? ですよ、まったく。剣道部の女の子でした。
何かと縁があり、でも付き合ったとか、特別な関係になったわけでもない。
ただ、僕のなかで早生まれと言えばその子がモデルなんですね。
ちっちゃくて大人しくて、それでもよく笑っていて、しかも頭がよかった。
そうして3月がやってきて、その子も僕と同い年になったわけです。
会いたいかと問われたら、どうかなあ、
中学生の頃の彼女にはもう一度会いたいと答えます。
いろいろあり過ぎた3月も今日で終わりますね。
