第4回/つまみ食いからはじめる男のヨーガ
男として危機感を覚えました
T.T. ここまでのお話をまとめてみます。男は元来、ストレスを溜めやすく解消も下手な特性がある。それが男女平等の時代になって女性が自由になってきたら、その特性が男性を苦しい立場に追いやることとなった。このままでは男たちの心は硬くなる一方で、同時に体も硬くなり、いつかぽっきり折れてしまう……。
綿本 悲しい現実ですが、そうです(苦笑)。
T.T. ゆえに心と体をひとつにするメソッドでもあるヨーガは、いまの時代、男にこそ重要であると。であるからして、思いつきで我々が企画した「男のヨーガ」も、まんざらあてずっぽうじゃなかった?
綿本 はい。
T.T. お話しを聞けば聞くほど辛い気持ちが根を張ってしまいました。やれやれ。
綿本 そうおっしゃらずに。
T.T. となるとですね、僕も男ですから、綿本さんとお話して危機感を覚えずにはいられないわけで、ぜひヨーガを体験したいと思います。
綿本 いつ言い出してくれるか、ずっと待っていました。
バランスは、“取る”ものではなく“探る”もの
T.T. で、どうやってはじめたらいいでしょうか?
綿本 まずは、やはりポーズから入るのがいいですね。ヨーガのポーズは、主に3つに分類することができます。ストレッチ系、緊張系、バランス系。いずれにせよ力任せでポーズを真似ようとするとかえって体が硬くなり、逆効果になることは覚えておいてください。あと、バランスはどの方法でも重要です。バランスと言うと“取るもの”というイメージを抱きがちですが、ヨーガでは“探すもの”だと考えてください。自分の体のなかにあるポイントを小刻みに探ってゆく。そういう意識が大事です。コロンブスじゃないけど、玉子って立つでしょ。あれは筋肉の力じゃありませんよね。自然なバランスポイントがあるからです。
T.T. 頭ではわかった気がするけど、実際はねぇ……。
綿本 ヨーガに終わりなし、ですから。
T.T. はるかな道の入り口に立った気分です。ずぶの素人、どの方法からはじめたらいいでしょうか?
綿本 ご自分の興味あるスタイルからはじめていただいてかまいません。本やDVDで学ぶのも手ですが、やはり経験豊かな先生に誘導してもらうほうがいいでしょう。
T.T. どこからでもいいんですか?
綿本 突き詰めれば、やがてヨーガはひとつの道にたどりつきますから。入り口はどこからでもいい。ほとんどのヨーガスタジオで体験コースが用意されていますから、いろいろつまみ食いするのもアリですよ。
T.T. 綿本さんのお話って力が抜けてる感じで、聞いていて気楽な気分になれます。そうですか、わかりました。いろいろつまみ食いして、最後に綿本さんのもとに帰ってこようと思います。
綿本 お待ちしてます。
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