第9回/体験! シヴァナンダヨーガ ウォーミングアップ
ギシキ
通いなれている生徒さんたちは、スタジオの隅にカーテンを引き、お着替え開始。僕もそれにならいます。
ちなみにスタジオでは、ランニング用ウェアを着ました。『YogaJaya』に行ったのが去年の12月半ば。例のホノルルマラソンから帰った直後で、専用ウェアをそろえる時間がありませんでした。言い訳がましいんですけど。
ひかる先生を囲むにようにして、みな車座に。簡単なあいさつをしたら、いきなり寝ます。
これは、「シャヴァ アーサナ」と呼ばれるリラクゼーションを行なうポーズです。ゆっくりと深く、鼻で呼吸すること。これはおそらく、ヨーガのリズムに体を預けるための準備なのでしょう。
「シャヴァ アーサナ」、約3分。次に、いわゆる「禅」スタイルで座り、「オーム」三唱。
「オーム」とは、古代インドの儀式で唱えられた“聖なる句”。シンプルで原始的なマントラだそうです。低く深く長く発声。句というよりは“音”そのものでしたね。
そのまま目をつぶっていると、ひかる先生が歌いだしました。フラットとシャープしか存在しないような、あまりに微妙な音階。まるで読経です。聞いた覚えのない言葉が空気を振動させて、僕の体に響いてくる
すごく不思議。けれど心地よい。いったいこれは何だろうと思いました。「マントラ」と言うんだそうです。これについては、もっと先になって話します。とにかく、ここまでの流れは非常に儀式的でした。
次に、「シヴァナンダヨーガ」の基礎となる呼吸法、「プラーナマーヤ」へ。
素早く鼻から息を吐き出すこと30回。1秒間に2回吐く感じなので、かなり早いですよ。吸う息は吐くことによる反復に任せ、下腹を強く意識して一気に吐く! それを繰り返していると、肺にたまった古くて淀んだ空気をすべて入れ替えることができるらしい。さらに、短く強い呼吸の連続は、内臓のマッサージにもなるそうです。呼吸で内臓を労るなんて初耳でした。
30回の後、今度は息を完全に止めます。1分以上は無呼吸だったんじゃないかな。目を閉じていると、近いような遠いような場所からひかる先生の声が聞こえてくる。
「眉間の間の、チャクラに意識を集中してください」
チャクラ、第三の目、三つ目が通る……。邪念ばかりだ。それはともかく、激しい呼吸を繰り返した後なのに、不思議と息を止めているのが苦しくありませんでした。静かになった体のすみずみと言葉にならない対話をする感じ。
錯覚ですね。いまの僕にそんなことはできない。けれど、息を止めることがこんなにおだやかなものだと感じたのは、生まれてはじめてかもしれませんでした。
このカパラバーティというプラーナヤーマを3セット。ここまでが、いわゆるウォーミングアップ。
『YogaJaya』の情報はこちらへ
http://www.yogajaya.com/jp/workshops.html
